ハリ治療の安全性について
ハリ治療の『不安』について、エイズやB・C型肝炎などへの感染。そして『針が折れた』という話を聞いたことがある等々を、訴える方が時折いらっしゃいます。ハリ治療に対する安全面での不安は、まだまだある様です。
そして、私たちの取り組みは…。
治療用の針について
私たちはディスポ針(使い捨ての針)を使用しています。
当ホームページに関連する全ての治療施設では、ディスポ針(使い捨ての針)を使用しています。またその他器具等にも衛生面の配慮が充分されていますので、針等からエイズやB・C型肝炎に代表される感染性疾患に対する心配は一切ありません。
ディスポ針(使い捨ての針)は、メーカー保証の基に1回1回使い捨てとなりますので、衛生面や金属疲労等による折針の可能性は極めて小さく、より安全なものと私たちは考えています。
●治療用の針には、次の3つの方式があります。
��一定の数量の針を用意し、滅菌処理を繰り返して何度も使用する方法。
- 針を何度も繰り返して使用するため、コスト的には安上がり。
- 感染の危険があるため入念な滅菌処理と蛋白の除去が必要。
- 折針事故を防止するため金属疲労についても充分な考慮が必要です。
��患者個人の専用針。針を個人専用として保管、繰り返し使用する方法。
- 使用後、毎回の滅菌処理と厳重な無菌保管が原則です。
- 滅菌処理の際、専用針ですから他の人の針と触れたり混じり合ったりすれば、何の意味もありません。
- 他人の針との取り違えを防ぐため、鍼灸師と患者のダブルテェックが理想です。
- 保守管理が非常に大変で、それらを確実に行えば安全で安上がりな方法です。
��ディスポーザブル針を使用し、1回1回使い捨てにする方法。
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ディスポーザブル針 |
- 毎回新しい針を使用するため、コスト高になる。
- 針メーカーの責任の元に、滅菌包装がされているので安心。
- PL法(製造物責任法)により責任の所在が明らか。
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以上3つの方式があります、� Ν△禄祥茲�ら行われてきた方式です。
しかしディスポーザブル針の使用は、ハリ治療の欧米への浸透とそれに伴う『ハリ治療の近代化』という世界的な流れの中で、進められている方式です。日本でも徐々に広がり、いまやその主流となりつつあります。
様々な病原体に囲まれる中、感染リスクを最小限に止めようとするならば、多少コスト高にはなりますが、決して避けてはならない方式でしょう。
これは治療に携わる者の使命だと、私たちは考えています。
その他器具等について
●針管
針管は、針をスムーズに刺入するための器具で、日本針独特のものでしたが、現在ではヨーロッパやアメリカ等でも使われる様になっています。江戸時代初期『杉山和一』によって、考案されたと言われています。
針管は内径2mm程の管で、そこに針を入れ、針が弓形になったりしない様、この針管をガイドに針を刺入するものです。従って針管の内側に、針が直接触れる形となり、針と同レベルの衛生管理が必要になります。ディスポ針(使い捨ての針)を使用している場合には、何らかの形でそのメーカーの針に合う針管が付いていますので、特に問題はありません。しかしディスポーザブル針でない場合は、各患者さんごとに針管を換えなければ針を滅菌しても何の意味もなくなってしまいます。
針菅に対する衛生面の配慮としては、高温高圧滅菌の他に、長年使用する事で、針管内側に付着したタンパクの除去も行う事が望ましいと考えます。
『安全』のためには、かなり神経質な対応が必要ではないでしょうか。
(文責 井手 哲夫)
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